主な検査数値(正常値は検査法により若干異なります)
FSH(エフ・エス・エッチ)卵胞刺激ホルモン 正常値:10以下
- 卵巣での卵胞発育を促します。男性:睾丸に働き、精子の形成を促します。15~20を越えると卵巣(造精)機能が低下している可能性があります。
- 卵胞期(基礎値:月経3~7日目)3.5~12.5、排卵期4.7~21.5、黄体期1.7~7.7
- 閉経期25.8~ 男性1.5~12.4(mIU/ml)
- 異常高値 :排卵障害(月経不順)、卵巣性無月経(早発)閉経
- 異常低値 :排卵障害(月経不順)、下垂体機能低下症
LH(エル・エッチ)黄体形成ホルモン 正常値:10以下
- 卵巣での卵胞成熟と排卵を促し排卵後の黄体を刺激します。10を越えると排卵障害の可能性があります。男性:睾丸からの男性ホルモンの分泌を促します。
- 卵胞期(基礎値:月経3~7日目)2.4~12.6 排卵期14.0~95.6 黄体期1.0~11.4
- 異常高値 :排卵障害(月経不順)、卵巣性無月経(早発)閉経
- 異常低値 :排卵障害(月経不順)、下垂体機能低下症
LH / FSH比 正常値:1以下(LH<FSH)
- 高プロラクチン血症は排卵障害や流産の原因となることがあります。乳腺の発達と乳汁分泌に関与します。周期による変動なく、妊娠時に上昇します。
- 異常高値:高プロラクチン血症、妊娠、産褥
- 異常低値:下垂体機能低下症(分娩後のシーハン症候群)
TSH(ティ・エス・エッチ)甲状腺刺激ホルモン 正常値:0.54~4.54(μIU /ml)周期による変動なし
- 甲状腺(前頸部)を刺激して、甲状腺ホルモンの分泌を促します。甲状腺機能異常は不妊症や流産の原因となることがあります。
- 異常高値:甲状腺機能低下症(橋本病・亜急性甲状腺炎)
- 異常低値:甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病・亜急性甲状腺炎
P4(ピー・フォー)プロゲステロン(黄体ホルモン)
- 黄体から分泌され子宮に作用し着床に備える 妊娠の維持に必要。
- 正常値:卵胞期0.2~1.5、排卵期0.8~3.0、黄体期1.7~27.0、閉経期0.1~0.8
- 異常高値:排卵誘発剤使用(卵巣過刺激症候群)、妊娠時
- 異常低値:黄体機能不全
- 排卵後の卵胞には「黄体」が形成され、黄体ホルモン(P4)が分泌されます。P4は子宮内膜に作用し着床の準備を整え、体温を高温期に移行させ妊娠の維持 には不可欠です。着床しなかった場合には、およそ10~14日で寿命が尽き、消退 することで月経が起こります。
E2(イー・ツー) エストラジオール17β(卵胞ホルモン)周期により変動
- 子宮内膜の厚さや卵胞成熟の指標になります。生殖器の発育に関係します。
- 卵胞期25~195、排卵期66~411、黄体期40~261、閉経期10~40。男性14~60(pg /ml)
- 異常高値:排卵誘発剤使用(卵巣過刺激症候群)、妊娠時
- 異常低値:卵巣機能不全、卵巣低(無)形成、下垂体機能低下症、閉経後
- 卵胞の中にあり卵子自身が分泌しているホルモンで はありませんが、卵子の成熟度を間接的に示しています。排卵時の成熟卵胞はおよそ200~pg/mlのE2を分泌します。卵胞が複数あればその個数分の値 を示します。E2がこれを下回る場合には「未成熟排卵」である可能性があります。
また排卵誘発剤を用いた刺激周期においてE2は高値となりますが、 3000を越えると
「卵巣過刺激症候群」のリスクが高まります。
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